転職エージェントは使った方が良い?30代未経験者の大学職員転職

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ゆにすけ
ゆにすけ

「大学職員になりたいけれど、転職エージェントってやっぱり登録した方が良いのかな?」
「30代未経験だし、自分一人で進めるのは不安…でもしつこい営業は苦手だし…」

これから大学職員への転職を目指す方で、こういった悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回は、現役大学職員の視点から、転職エージェントを使うべき人・使わなくて良い人の違いと、おすすめの活用法について本音で解説します。

大学職員転職にエージェントは必須ではない

いきなりこんなことを言うのもなんですが、結論から言うと、

ぶっちゃけ、転職エージェントは無理に使わなくても転職は可能です。

実際、私自身も転職の際は、最終的にはエージェント経由での採用ではありませんでした。また、現在働く職場を見渡してもエージェント経由で入職した方は全体の1〜2割程度という印象です。
(あくまでも自分の周りなので、世の中的にはもっと多いかもしれません。)

特に、志望する大学がある程度絞れている場合、情報収集がそこまで難しくないため、無理にエージェントを使わなくても転職活動を進めていくことは十分に可能です。

なるべく情報を幅広く調べたいという方でも、転職サイトに登録して自分で求人を検索する形でも情報は得られます。

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しかし、転職エージェントに「絶対に登録しない方が良い」というわけでもありません。

状況によっては、エージェントを活用した方が圧倒的に有利になるケースもありますので、そうしたケースについて紹介します。

転職エージェントの活用をおすすめする2つのケース

以下のような方は、転職エージェントを利用することで大きなプラスになります。

求人情報収集の幅を広げたい方

一つ目は、より多くのチャンスを拾いたい場合です。ここには2つの視点があります。

① 非公開求人の可能性を増やす

正直なところ、大学職員の求人で「エージェント限定の非公開求人」は、数としてはそう多くありません。しかし、ロではないのがポイントです。

表には出ない「隠れた優良求人」がエージェント経由でのみ募集されていることがあります

この可能性を逃したくない方は、情報網として登録しておく価値があります。

② 大学職員以外の選択肢を増やす

そもそもなぜ大学職員を目指すのかという目的を考えた際、現在の職場環境や待遇を改善して、

「安定したい」「ワークライフバランスを整えたい」といったことが多いかと思います。

そうであれば、おそらくその目的を達成できる仕事は大学職員以外にも存在します。
(それでも、実際に働いている私としては大学職員をおすすめしますが。笑)

この観点で、転職エージェントは情報のプロなので、「大学職員のような働き方ができる、別の業界・職種」を紹介してくれることもあります。プロに相談しながら、転職を視野を広げたい方は、エージェントの活用がおすすめです。

転職活動のサポートを受けたい方

二つ目は、転職活動自体に不安がある場合です。 特に30代で未経験の業界へ飛び込むとなると、アピールの仕方がわからず戸惑うことも多いでしょう。

  • 応募書類の添削: 通過率を上げる職務経歴書の書き方
  • 面接対策: 過去のデータに基づいた、受かりやすい人物像の共有

これらのポイントは、プロの手を借りる大きなメリットです。

自分一人では気づけない自分の「強み」を引き出してもらえることもあるので、初めての転職や、選考に自信がない方はサポートをお願いするのがおすすめです。

注意点

転職エージェントを利用する際、予め認識しておいた方が良い点として、連絡の多さがあります。

エージェントは、多くの情報を持っていたり、手厚いサポートをしてくれる反面、登録した途端に電話やメールがたくさん来ることも珍しくありません。もちろん、ある程度調整は可能ですが、エージェントもそれが仕事なので仕方がない部分です。

そのため、自分で求人をチェックしてペース配分ができる人にとっては、かえって管理が煩雑になり、手間に感じてしまう側面もあるかもしれません。

「自分のペースを乱されたくない」という方は慎重に、「多少連絡が多くても、情報は逃したくない」という方は積極的に、と状況に応じて判断してください。

まずは登録して「様子見」が賢い使い方

ここまでメリットとデメリットをお伝えしましたが、基本的に転職エージェントのサービス利用は無料です。

利用するか迷っている場合は、まずは登録してみて、実際にどんな求人が来るのか様子を見ながら使い方を調整するのが一番賢いやり方だと思います。

転職エージェントとの相性もあるので、使ってみた結果、合わなければ退会したり、連絡を止めたりしても大丈夫です。まずは情報収集の一環として、気軽に試してみるのがおすすめです。

大学職員志望者におすすめの転職エージェント

最後に、大学職員の求人実績や、30代の転職に強いおすすめのサービスを紹介します。

リクルートエージェント

【求人数No.1】迷ったらまずはここ

業界最大手だけあって、非公開求人を含めた求人数の多さは魅力的です。

大学職員の求人に関しても実績がありますので、メインどころとして押さえておくと良いでしょう。まずはここに登録して、求人の全体像を把握するのがおすすめです。

ビズリーチ

【スカウト型】思いがけないオファーが届く

厳密にはエージェントではなく「ダイレクトリクルーティングサービス」ですが、登録しておくとエージェントや企業から直接オファーが届きます。

実は私自身、とある大学の非公開求人に関して、ビズリーチ経由でスカウトを受け取った経験があります。 待ちの姿勢でチャンスを広げられるので、忙しい在職中の方に特におすすめです。

JACリクルートメント

【30代・ハイクラス】丁寧な対応と質の高い求人

大学職員に限定せずに、30代でこれまでのビジネス経験(特にマネジメント経験など)を活かして、より良い待遇を目指したい方におすすめです。

私も実際に利用したことがありますが、連絡のメールや面談時の対応が非常に丁寧で好印象でした。

ただ求人を流すだけでなく、「あなたに合ったキャリア」を親身に考えてくれるので、30代からのキャリア形成において頼れるパートナーになってくれるはずです。

まとめ

本記事では、30代未経験から大学職員を目指す方に向けて、転職エージェントの必要性について解説しました。

改めて、エージェント活用のポイントを振り返ります。

活用方法特長おすすめの層
活用しない自分のペースで、志望大学の公式サイトを中心に情報収集を進める。志望校が明確で、自己管理能力が高い方。
活用する非公開求人や大学職員以外の選択肢を含めて、情報網を広げる。
転職のプロからアドバイスを受ける。
情報収集に不安がある方、初めての転職でサポートが必要な方。

転職エージェントは、「絶対に必要」というわけではありませんが、「活用の仕方次第で強力な武器になる」サービスです。

特に30代未経験からの挑戦は、不安も大きいかと思います。エージェントは選考データや成功事例を豊富に持っているプロですので、まずは無料で登録し、情報だけを受け取ってみるという使い方でも十分価値があるかと思います。

賢くエージェントを活用しながら、あなたの理想とする大学職員への転職を成功させましょう!

ABOUT ME
ゆにすけ
ゆにすけ
現役大学職員
30代・未経験から大学職員に転職した現役大学職員です。前職はITのベンチャー企業で管理職もやってました。

現在は転職によりワークライフバランスを整えることができ、二人の子どもの育児に積極的に励んだり、空いた時間で英語の勉強に取り組んだりもしています。

「現職でバリバリ働いてきたけど激務に疲れて転職を考えている」
「今よりワークライフバランスを充実できる職場環境に行きたい」

そんなお悩みを持つ主に30代のみなさんへ、大学職員への転職方法や、職員のリアルな仕事内容・働き方などを紹介します。
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