【実体験】TOEIC565点→915点|スコア推移まとめ

大学職員として働く今、仕事で英語を使うことが多いので、英語の勉強を日々継続しています。

おそらく現在日本で一番メジャーな英語能力試験はTOEICですが、上級者と言われる900点以上のスコアを私も取得することができるようになりました。
しかし、元々英語が得意だったわけではありません。というよりどちらかと言えば苦手分野です。(今でもまだまだ勉強中で、特に話すのは苦手です。)
この記事では、これまでのスコア推移と、各時期にどんな取り組みをしてきたかをまとめています。
同じように「英語が苦手だけど、スコアを上げたい」と思っている方の参考になれば幸いです。
スコア推移:565点 ⇒ 915点まで
| 時期 | TOTAL SCORE | LISTENING | READING |
|---|---|---|---|
| 大学入学時 | 565 | 270 | 295 |
| 就活時期 | 780 | 380 | 400 |
| 社会人5年目くらい | 775 | 375 | 400 |
| 大学職員転職後 | 915 | 440 | 475 |
初回は大学入学時の565点でした。一応高校までの授業はまじめに受けていた(つもりです)ので、ごく基礎的な単語や文法は理解できていたと思いますが、以下のように、試験では全然わからないことだらけでした。
LISTENING:
- 短文でも文全体はほぼ聞き取れない。
- 長文は途中から全くついていけず、知ってる単語が聞こえたら嬉しい。
READING:
- 知らない単語にたくさん遭遇する
- じっくり読めばある程度意味がわかるが、試験のスピードに全く追い付かない
というわけで、試験の半分くらいは「マークシートの番号、どれが当たりやすいかなぁ」とか考えてマークしていました。汗
ここから私のTOEIC歴が始まりますが、紆余曲折しながら現在に至ります。
大学時代:「英語完全上達マップ」で挫折。対策本に集中してスコアアップ
大学時代、1,2年生の頃は特に目的意識もなく通常の授業を受ける以外に英語の勉強を行うことはありませんでしたが、就活を見据えて「履歴書に書けるスコアを取ろう!」と思い勉強を開始しました。
実行しようと思ったのは、「英語完全上達マップ」
参考にしたサイト:英語上達完全マップを10ヶ月やってみた
当時の私は何から勉強すればよいのかわからなかったので、発音・音読・瞬間英作文・文法、、、とカテゴリ毎に取り組む内容が紹介されている点が良いなと思って始めました。
そして挑戦した結果・・・数か月で挫折(笑)。
理由としては、主に2つ。
- 目的が弱かった
- 今思うとお恥ずかしいですが、「履歴書に書けるスコアを取ろう!」と思って勉強し始めたものの、実際にところ行きたい企業の必須要件にTOEICスコアが設定されていたわけでもなく、漠然とプラスに働くだろうという浅い考えで勉強したので、継続して向き合うにはゴールが曖昧でした。
- 勉強時間の負荷が高すぎた
- 英語完全上達マップは、カテゴリごとに必要な勉強内容や書籍がまとめられているため、やることが明確、かつ、網羅的に学習できる内容になっていると思います。しかし、それだけしっかりやるので必要な勉強時間も多く、目的意識も弱かった当時の私にとっては持続可能性が低いハードなものでした。
このような状況で、結局、大学生の私は他の楽しいイベントがあれば英語の勉強よりもそっちを優先してしまいました。結果として、はじめの1か月くらいは頑張りましたが、当時の自分には毎日数時間の勉強を継続するのはハードルが高く、あっけなく挫折となりました。。。
とはいえ、周りの友人も就活目的もありTOEICのスコアアップに励んでいたので、なにかはやろうと思い、最終的に、試験直前の約3か月でTOEIC対策本に集中することにしました。
やったこととしては、主に3つ。
- よく出る単語の暗記
- よく出る文法問題を繰り返し解く
- よく出るリスニング問題を繰り返し解く
結果として、スコアは780点までアップさせることができました。
社会人時代:ブランクと再スタート?
就活の時期に780点を取って以降、社会人になってからは、実際のところ英語を使う機会はほとんどありませんでした。たまに英語の資料を読むことや海外出張がある程度。
(結局なんでTOEIC勉強したんだろうなぁ、なんて思ったことも。笑)
そんな中、大学時代の友人との飲み会で、海外駐在する友人や社内で英語のスコアが求められている友人と話す中で、みんな学生の頃から格段にレベルアップしていることがわかりました。
「そういえば自分も英語できるようになりたいとは思ってたけど結局全然やってないなぁ」と思い、久しぶりにTOEICを受験することにしました。
結果は775点で就活時期とほぼ同じ。成長してなったです。笑
(普段から英語を使ったり勉強したりしていないので当たり前ですね。笑)
この時、勉強意欲に火が付けばよかったんですが、私はあろうことか「やってなくても思ったより落ちてないじゃん」と都合の良い前向きな捉え方で、英語学習を再開するほどのモチベーションにはなりませんでした。
結局その後も、再び勉強から離れる時期が続きました。
大学職員としての再挑戦
なんだかんだで英語の勉強を継続できなかった私ですが、大学職員への転職がきっかけとなり、ここから私の英語人生が本格的に再スタートします。
転職してから、配属された部署では学生とのやりとりや海外大学との打ち合わせなど、対面、電話、メールといった多くの場面で日常的に英語に触れるようになりました。
今までは日常に英語がある状況になったことはなかったので強い目的意識まで持てずに自分に負けてしまっていましたが、今回は「必要性」が出てきたのです。
これが、私にとってプラスに働き、ついに「業務で使用するため」という英語学習を継続する明確な目標を持つことになりました。
しかし、これまでの経験から、1日に数時間勉強するようなスタイルは続かないだろうし、そもそも大学職員になってワークライフバランスを取りやすくなったとはいえ、家事・育児をしながらハードに勉強することは絶対にできないと思い、“毎日少しだけでも継続” を意識しました。
決めたことは以下2点。
- とにかく継続を意識し、毎日続けること
- 時間については気にせずに、例え5分でもいいから必ずなんらか英語の勉強をする。単語を1つ覚えるだけでも良いし、なにかのリスニング教材を1つ聞いたり、なんらかの英文を1つ読んだりするでも良し。
- 自分を肯定すること
- 過去の自分は、勉強できなかったことをマイナスに捉えることが多かったように思いますが、今回はベースをゼロと考え、そこから少しでも何かやったらプラスという考え方にしました。5分でも取り組んだ自分を褒めまくりましたね。笑
結果、無理なく習慣化でき、スコアは 915点 に到達!
もっと時間がかかるかなと思いましたが、うまく習慣化できたことで日常的に勉強することが苦で無くなり、1年少々でスコアアップができました。
仕事における英語への苦手意識も減り、少し自信も持てるようになりました。
振り返って感じること
英語は「やれば伸びる」と実感しています。
これまでに記載したように、私はモチベーションの保ち方も勉強への取り組み方も全然上手でなく、TOEIC900点を超えるまでに年月がかかりましたが、それでも少しずつ能力が上がりました。はじめから適切に取り組めれば、もっと早くに到達することができたのかなと思います。
また、改めて振り返りをしてみると、やはり以下2点が大事だなと思います。
- 明確な目標の設定
- 勉強を継続できる、自分に合った取り組み方
私の場合は「仕事で必要」という目的と、「ちょっとでもいいから毎日やる」そして「自分を褒める」というスタイルが自分にマッチしてうまく機能したんだろうなと感じています。
まとめ:続けることが最大のコツ
自分の経験を基に総括すると、英語学習は才能ではなく「習慣化」。いかに自分に合ったスタイルで継続できるようにするかが何よりの近道なのだと思います。
みなさんには、私のように回り道をせず、もっと短期間で英語力を伸ばしてもらえるよう、少しでもこの記事の内容が参考になれば幸いです。
