2025.11.13 2025.11.30

TOEIC700点台へ！大学職員転職を有利にするスコアアップ｜対策本で伸ばした私の勉強法【実体験】

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※本ページはプロモーションが含まれています。

大学職員への転職において、英語能力の高さは有利に働きます。

スコアで言うと700点～800点くらいはあると少なからず「この人は英語が苦手だな」とは思われないでしょう。

また、入職してからも部署によっては英語を使う機会が十分にあるので、今後のキャリアも踏まえて英語の勉強をすることはきっとプラスになるはずです。

前提：TOEIC500点程度の基礎力は必要

いきなりこんなことを言うのも何ですが、まず大前提として、TOEIC700点台を目指していくにあたって、中学～高校英語の文法・単語レベルがある程度身についていることは必要になります。

というのも、ある程度の語彙力や文法の基礎ができていないとTOEIC対策の内容がそもそも理解できない状況になってしまうので、スコアアップの土台としてまずは最低限の基礎が必要という意味合いです。TOEICのスコアとしては、500点前後が目安かと思います。
（私自身、565点だったときでも、ある程度高校までの基礎的な内容は理解できていたと思うので概ね合っているかと思います。）

とはいえ、細かなことをしっかり理解しているというほどは必要なく、問題を解いて答えを確認した際に例えば、

目的語に「to 不定詞」を取る動詞と「動名詞」を取る動詞があったなぁ、とか
「時制の一致」ってそういえば勉強したなぁ、とか
「仮定法過去」ってあったなぁ、とか

記憶を呼び起こせるくらいで大丈夫です。その状況であれば対策をやっていく中で十分に理解を定着させ、スコアアップに繋げていけます。「TOEIC対策の勉強」を始めるには十分なレベルです。

一方で、もし現時点で500点未満の場合は、いきなり700点台を目指したTOEIC対策に取り組むより、中学・高校英語の基礎固めからのスタートをおすすめします。

中学・高校の英語の復習に使える参考書

「中学・高校６年間の英語をこの１冊でざっと復習する」

短時間でざっとおさらいしたい方や、久しぶりの英語学習なのでどんな内容だったか確認したい方など、全体的に復習したい場合におすすめです。

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「Evergreen」

時間はかけてもいいから、じっくり解説を読んで理解を深めたい方はEvergreenがおすすめです。分厚いので「うっ」と思うかもしれませんが、辞書的な意味で1冊持っておいてもよいかもしれません。

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ちなみに、元々Forestという本だったのが今はEvergreenになっています。Forestは7th Editionで絶版になりました。

私自身は学生の時に使っていたForestをそのまま今でも使用しているのですが、TOEIC900点を超えた今でも文法的に疑問が出たときに見返すことがたまにあります。（Evergreenを買い直すほどの文法復習モチベーションは起こりませんでした。笑　Forestをお持ちの方はそれを活用する形で問題ないと思います。）

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700点台に必要なのは「試験慣れ」と「演習量」

さて、ここからは700点台を目指すための勉強について書いていきます。

まずはじめにお伝えしておくこととして、スコアアップに最も重要なことは、

①TOEICの試験に慣れること
②実践と同じ形式の問題を大量に解くこと

です。

TOEICのスコアアップ、特に700点台くらいまでは、「英語力」そのものももちろん大事ですが、「TOEICという競技にどれだけ慣れているか」によって、50点、下手すると100点くらい変わります。

私自身、TOEICのポイントを理解したり、それに則して問題を繰り返し解くようにしてからスコアが伸びました。そのため、網羅的に英語力を上げようとするより、TOEICに焦点を合わせて勉強するのが近道です。

TOEIC試験への”慣れ”のポイント

TOEIC試験への”慣れ”について、私がポイントだと捉えている内容を全体像とPart毎に紹介します。

全体像：TOEICの世界観を知っておく

色々な書籍の中でも言及されていたりするのですが、TOEICの世界で出てくるお話は、大体同じようなストーリーだったり、極端に悪い話題（例：犯罪に関するもの）は出てこなかったりと、パターンが割と決まっています。

例えば、リスニングで言えば、飛行機に乗ろうとしている人と航空会社のスタッフのやり取りみたいな例だと、
・とある目的地に行こうとしている
・何らかの事情（遅延、欠航）で予定に変更が生じる
・それに対する何らかの提案がされる
・最終的に取るアクションについて発言があって終了
みたいな流れで進むといった、お決まりのパターンがけっこうあります。

そのため、TOEICにおける「世界観」や「起承転結」に慣れておくと、「TOEICのお話だから多分こういう結論だよね」みたいな推測もできることがあります。

本質的な英語力向上とは異なりますが、TOEICのスコアアップに向けてこうした内容を把握しておくのはおすすめのポイントです。

各Part：Partごとのポイントを抑えておく

TOEICはPart1～Part4のリスニングとPart5～Part7のリーディングで7つのPartがありますが、それぞれのポイントを抑えておくとそれだけでもスコアアップに繋がります。

Part1（写真描写）：注目ポイントを知っておく

1枚の写真に対して４つの文章が流れるPart1ですが、以下のような点を抑えておくと回答しやすいです。

脇役に焦点が当たることもよくある。
多くの問題では、人が写っていてその人の行動が言及されるケースが多いですが、それ以外だと、周りのものについて述べられるケースがあります。こうしたものはいくつかパターンが限られるので、問題を解きながら「このパターンよくあるな」というのを身に着けていくのがおすすめです。
例）
- 木に着目して、「Some trees are casting shadows on the road.」が答え
- 積まれているレンガに着目して、「Bricks are piled up on the floor.」が答え
抽象的な単語が使われることが多い。
文が聞き取れていても単語の意味するところがわからず回答できないというケースがあります。例えば、店頭に野菜が並べられていることについて、「Produce is displayed in the store.」みたいな表現で書かれることがあります。これは「野菜」を「農作物」と言い換えられた表現です。（ちなみに私はこんな言い方知らず、TOEICの勉強の中で初めて知りました。）

このような、特定の物に対してピンポイントな表現ではなく、抽象的な表現がされるケースが他にも出てくるので、それを念頭に置いておくとスコアアップに繋がります。ちなみに、私が「こういう言い方があるんだ！」と、TOEICの勉強の中で知ったものとしては以下のようなものがあります。
例）
- 家電製品：appliance
- 必需品：supply

Part2（短文応答）：冒頭の疑問詞に集中

短い文章に対応する回答を選ぶPart2は、とにかく何を聞かれているのかを把握することが重要で、冒頭の単語、特に疑問詞（what, when, whyなど）を聞き取れるかどうかで正答率が大きく変わります。

もちろん疑問詞で始まらない文章もありますが、疑問詞で始まる質問が多いので、700点台を目指すにあたってはここに集中するのがおすすめです。

Part2はとにかくまずは初めの１語を確実に聞き取ることに集中しましょう！

Part3・Part4（会話・説明）：問題文を先読みして、内容を想定する

複数人の会話の内容を聞き取るPart3、一人のアナウンス/トークを聞き取るPart4は、正直、ちゃんと英語のリスニング力が問われるので、地道にリスニングの勉強を行っていくことが必要になります。

しかし、少しでもリスニングしやすくする方法として、「問題文の先読み」がおすすめです。

これらのPartでは、問題が問題用紙に書いてあるので、先に読んでおくと何が聞かれるのか概要がわかり、リスニングのポイントを抑えることができます。

例）
・What are the speakers talking about?
・Where is this conversation most likely taking place?
→「何について、どこでの会話なのかを確認すればいいんだな」を心構えておく。

・What does the man request?
・What will the woman do next?
→「男性が何か要求するんだな」「女性がなにかアクションを起こすんだな」と心構えておく。

ちなみに、だいたいは上記のような、全体像として何の話ですか？といった質問や、具体的に登場人物は次に何をしますか？といった質問でパターン化されているので、問題を何度か解いてそのパターンを事前に理解しておくとよりスムーズにリスニングに臨めます。

Part5（短文穴埋め）：は“定番問題”を完璧に

TOEICの文法問題は、基本的に同じような問題が繰り返し出題されます。その中でも大きく分けて、

「単語の意味がわからなくても解ける問題」　と　「意味も理解していないと解けない問題」　

があります。

700点台を目指すにあたっては、まずは前者の「単語の意味がわからなくても解ける問題」に集中して取り組むのがスコアアップに繋がりやすくおすすめです。

というのも、

文法を理解すれば単語が変わっても解ける
単語の形を見ればわかるので、解く時間も速くなる。それによって後半の長文Partへの時間確保にもつながる

からです。

具体的には、以下のようなものに取り組むのがおすすめです。特徴としては、空欄の前後を確認すれば文章全体を見なくても解答できる問題になっていることです。この類の問題を早く確実に解けるようにしておくと、スコアアップに繋がりやすいです。

品詞問題：
1つの単語の派生語が選択肢にあり、どの品詞が正解か問われる問題です。
例）
Shipping costs will be calculated —– at the sales counter based on the product weight, size, and destination.

A: automatic
B: automatically
C: automation
D: automated

正解はB。—–に単語が入らなくても文章が成立しているので、副詞が入る。

関係詞問題：
whoやwhichなど、どの関係詞が正解か問われる問題です。
例）
The company created a series of video games —– feature a cute fox and a delightful baby bird.

A: that
B: who
C: where
D: whose

正解はA。物である先行詞（a series of video games）に対して—–の次にfeatureという動詞が来ており、主語が欠けているのでthatが入る。

Part6（長文穴埋め）：特段の対策は不要

Part6は、Part5と同じような単語の穴埋めと、空欄に入る適切な文を選択する問題が出ますが、700点台を目指すにあたっては穴埋めの正解率を上げることに集中するのがおすすめです。

というのも、文を選ぶ問題は単語の穴埋めと違って、空欄の前後だけではなく文章全体の流れも把握しないと正解できないことが多いので、比較的解くのに時間がかかるからです。

そのため、Part5の勉強をしていれば特段Part6に特化した対策はしなくてもよいです。実際私も、900点を超えるために勉強していた時も含めて、今までにPart6のために特別な取り組みをしたことはありません。
（長文対策としてPart7向けの対策はしたことがありますが、それによってPart6を解く力も自然と向上します。）

Part7（長文読解）：自分なりに、解き方と時間配分を決めよう

長文を読む必要があるPart7は、英語を早く正確に読み取る力が求められます。もちろん、しっかりその力を上げていくのが正攻法ですが、700点台を目指す段階では、自分なりの問題の解き方と時間配分を構築するだけでもスコアアップに繋がります。

というのも、全部を読んでしっかり理解し解答するには時間が足りません。実際私も700点台を目指していた頃は解き終わらないことがありました。

解答しないことには得点になりませんので、まずはしっかりと全部解答できるように、自分なりの解き方や時間配分のルールを決めることをおすすめします。

参考として、私の場合は以下のように行っていました。

問題文を読んでから本文を読む
- 多くの問題（特に初めの方の問題）では、問題に関係する部分だけを読めば解答できるものが多いので、一から本文を読むのではなく、問題文を先に読んでから回答するようにしていました。こうすることで不要な部分は軽く読み飛ばして時間を短縮することができます。
選択肢に迷って時間がかかる場合、一旦、一律若い方を選ぶ
- 解答する中で、「AとCのどちらかなんだけど、最後どっちかわからないなぁ。もう一回しっかり読むか・・・。」ということがよくありました。そして、このために繰り返し読んでいたら時間切れ、なんてこともしばしば。
- 時間切れは一番もったいないので、思い切って機械的に選択肢を決め、私の場合はA＞B＞C＞Dの順で、AとCならA、CとDならCと一旦選択するルールでした。
- これにより、とにかくまずは進めることができ、結果としてはたまに見直しの時間もできて迷った問題に戻ってくることもできるようになりました。
文章を全然読めない場合はCを選ぶ
- ②に似ていますが、「とにかくわからん！」という場合は私は全部Cを選ぶようにしていました。特に理由はありませんが、なんとなくCが好きだったからです。笑
- 英語の能力をしっかり上げていくという観点ではあまりよくないかもしれませんがTOEICのスコアをまずは上げていくという観点で、スピード重視のために迷った時の選択肢はこれと決めることは時間短縮に繋がりました。

私が使った参考書と使い方

参考書

私が780点を取得するにあたって実際に使った参考書は、TOEIC対策として定番の「特急シリーズ」です。

いずれの参考書も、

問題を解くものなので、演習をたくさんできる
解説もしっかり載っていて、わからない点を学習できる
TOEICで得点するためのコツも載っている
小さめの本で持ち歩きやすく、電車の移動中などでも勉強しやすい
- 今は電子書籍も当たり前になり、スマホやタブレット等で読む方も多いかもしれませんが、私が勉強していた当時は紙が主流だったので、サイズ感もどこにでも持っていきやすく助かりました。紙派の人にもお勧めです。

といった点が優れていて、やはり定番となっているだけあって効果は高かったなと感じています。

Part1・2向け：「TOEIC L&R TEST パート1・2特急難化対策ドリル」

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Part3・4向け：「TOEIC L&R TEST パート3・4特急実力養成ドリル」

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Part5（・6）向け：「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」

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使用したのはこれらの3冊のみです！

世の中にはたくさんの参考書があり、特急シリーズだけでも種類がたくさんありますが、この3冊だけでも事足りると思います。

また、Part6とPart7については特に参考書は使用していません。Part6については文法特急が一部カバーしているのと、Part7についてはこれら3つの参考書に取り組む中で単語や文法の勉強ができてくるので、長文を読む力もある程度ついてきます。

800点や900点を目指す際には長文対策も必要かと思いますが、700点台を目指すうえでは特段なくても十分かと思います。

補足：単語について

私は、上記の参考書の中でわからない単語があればその都度学ぶ形で対応していましたが、もし勉強をする中で知らない単語があまりにも多いなと感じる場合には、「金のフレーズ」も併せて使うと良いかと思います。こちらもド定番ですが、定番だけあってTOEICで必要な単語がまとまっていておすすめです。

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参考書の使い方

使用する種類は3種類だけですが、ぜひ、回数はたくさんこなしてみてください。

TOEICは同じような問題が出ることや、英語は形式で理解できるものが多いので、単語が変わっても同じような描写や文法の問題も解けるようになります。「この問題はあのパターンだな」と反射的に分かるようになれば、時間にも心にも余裕ができるので、目新しい教材よりも、同じ本を何度も繰り返す方が確実に伸びます。

私が当時勉強していた時は、それぞれの参考書を3周は取り組んだかと思います。内容を定着させるのに必要な回数は人それぞれ異なると思いますが、最終的に、参考書に載っている問題を「見た瞬間に答えられる」レベルにまで仕上げられると理想ですね。

参考書の内容を完全に自分のものにする意識で取り組んでみてください！

アプリ学習もおすすめ：スタディサプリでTOEIC対策を完結

ここまで参考書での学習を紹介してきましたが、実際3冊程度でも本を持ち歩くのすらめんどくさかったり、毎日のように継続するのがなかなか難しかったり・・・と勉強が続かないこともあるかと思います。

そういった方におすすめなのが、スタディサプリのTOEIC対策コースです！

これであれば、私がやっていたような内容を含めてすべてアプリで完結できます。
内容としては、

講義（文法や問題の解説など）
英単語学習
問題演習

が網羅的に用意されていて、必要な学習内容を1つのアプリで行えます。また、

連続学習記録がつき、今日もやらなきゃ！とかきたてられる。
1つの講義や問題が、約5分前後で行えるので気軽に手を付けられる。
コンテンツはスマホ等にダウンロードできるので（容量は食いますが）、電波が通じにくい通勤時間帯の電車内でも勉強できる。

と、気軽に継続できる機能が充実しています。

実際、私が700点台を目指していた頃にはスマホもそこまで普及しておらず、このアプリもまだなかったので参考書での勉強をしていましたが、900点を目指して勉強していた際には半年間お世話になりました。

この時は、通勤時間をはじめとしたスキマ時間にこのアプリで勉強し、最低でも1日10分〜15分くらいの勉強は継続できました。(たまにできない日もあって、半年間毎日連続！とまではいかなかったですが・・・笑)

プランにもよりますが、ひと月当たり3,000円前後なので、参考書に比べると費用は高くなりますが、問題演習・解説・復習などがスマホ1つで完結するので、時間のない社会人の方にもおすすめです。

まとめ：700点台は対策本で十分達成できる！

ここまでにも記載してきましたが、TOEIC700点台は基礎的な英語力は必要と言えど、特別にすごい英語力がなくても十分に達成できます。

必要なのは、

TOEICという試験に慣れ、ポイントを抑えること
対策本を繰り返し解くこと

です。

私自身、英語が得意ではありませんでしたが、参考書で問題を繰り返し解き、約3か月で215点アップできました。（565点→780点）

そして、この経験がその後の「TOEIC900点越え」にもつながる基盤となりました。

この記事で紹介した内容をベースにすれば、きっとスコアを伸ばせると思います。ぜひ参考にしてみてください。

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TOEIC700点台へ！大学職員転職を有利にするスコアアップ｜対策本で伸ばした私の勉強法【実体験】